現地購入のみ!それでも客が絶えない薄葉農園の完熟とちおとめが旬を迎えました
こんにちは、食べざかりchicoです。
今シーズンは、年末から冷え込みが続き本当に寒かったです。豪雪地で知られる会津地方のみならず、筆者の住む福島県南部でも、明け方は氷点下2ケタになる日もありました……。
暦の上では立春を迎えましたが、この寒さはまだしばらく続きそうですね。そんな中、とても美味しいいちごがあると評判を聞きつけ向かったのは矢吹町にあるいちご工房「薄葉農園」さんです。
ふるさと納税の返礼品にも選ばれる矢吹町自慢の「とちおとめ」
事前に電話予約を済ませ準備は万端。地図の読めない方向音痴な筆者、少々不安を抱きながらもナビをセットし、いざ出発。白河から郡山方面に向かって進み、あぶくま高原道路の下をくぐり右に曲がると見える茶色い建物が、薄葉農園さんのいちご工房です。無事たどりついて一安心。
※セブンイレブン大畑店が目印
こちらでは、いちご界で東日本シェアNo.1を誇る品種「とちおとめ」を栽培しています。工房の中には、採れたてのいちごが大量に積み上げられていました。
あでやかな紅の色をまとい、1粒1粒つややかに光り輝いています。
2つのトレーが1箱に入ったデラックスサイズ1kgは、矢吹町自慢の逸品として、ふるさと納税のお礼の品にも選ばれています。(今年度の申込み及び配送は1月上旬~3月下旬頃までです)
農園の中も見せていただきました。
とちおとめの糖度は通常9~15度と言われていますが、薄葉農園さんのところは16~20度と非常に高く、2月初旬に訪問したこの時期は大体18度くらいだと教えていただきました。
へたの根元まで赤いだけでなく、種までもがしっかりと真っ赤に染まっています。1粒1粒、じっくりと愛情をかけ丁寧に育てられてきたいちご達。
完全に熟し摘み取られるその瞬間まで繋がる大地からも太陽からも温かく見守られ、この矢吹町という風土に根付いています。見ているだけでも可愛らしくて笑みがこぼれます。
完熟で大粒のいちごがぎっしり!
そんないちごを今回は母の誕生日プレゼントに購入しました。2トレーのデラックスサイズ 2,400円。
やわらかな水色のお箱にストロベリーカラーのデザインが素敵で、贈答用にもぴったりです。
いちごの栄養価はとても高く、ビタミンCが豊富で1日3~5粒食べると風邪予防になるとも言われています。果物好きの母、喜び驚く顔が目に浮かびます。
自宅用に購入したのがこちら(700円パック×2の箱詰め)と
1トレータイプのもの 1,200円。大きな粒が15個並んでいます。
この大きさをなんとか伝えたく、ご家庭によくありそうなものを隣に座らせてみたところ……
Lサイズの玉子にも匹敵する程の大きさ!!
1粒口に入れるとそれだけで頬がぷっくり。噛んだ瞬間やわらかな果肉と芳醇な果汁がじゅわーっと広がります。3回も噛めば溢れんばかり口の中いっぱいになりました。それもそのはず。とちおとめの重量は1粒15g前後と言われていますが、薄葉農園さんのは平均35gもあるのです!どおりで、果汁も多く香りも濃厚に感じられるわけです。
そして薄葉農園さんの1番の特徴は「完熟」。長年の経験から分かるプロの目で十分に熟れた、まさに今が旬の逸品を摘みそろえます。だからこそ、食べた後に思わず吐息が洩れる程の感動を味わえるのだと思います。過去に食べてきたものと比べても、断トツに甘くて美味しいのもうなずけます。
まとめ
薄葉農園さんではネット等での販売は行っておらず、矢吹町の工房に行かないと買うことができません。それにもかかわらず、遠方からたくさんの方が訪れる人気農園になったのには理由があります。
それは、わざわざ足を運んできてくださるお客様に品物が行き渡るようにというご主人の配慮や大量生産ではなく質にとことんこだわったから。ひとつぶひとつぶ納得のいく味にするために矢吹町の土地に合った栽培方法を身につけ、矢吹町の気候に合わせて改良を重ねてきたからこそ、今のような大粒で糖度の高い立派ないちごが実るようになりました。
余談ですが、いちごを積んで自宅に向かう途中、スーパーに立ち寄ったのですが、車に戻ると車中の空気がいちごの香りに包まれて、その爽やかさはまさに天然のアロマセラピーそのもの。
帰宅後の夫も部屋に入った瞬間「なに、この爽やかな香りは?」と即座に聞いてきた程です。そして果物が苦手な夫をも唸らせる味だったのには正直、驚きました。
この存在感、この美味しさは12月から5月までの期間限定です。お近くにお越しの際は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。(※その日の収穫量により、数に限りがあることをご了承願います。)
薄葉農園 いちご工房〒969-0255 福島県西白河郡矢吹町寺内660
9:00〜17:00(営業期間:12月上旬から5月下旬まで)
0248-43-2453
注)場所が少々分かりにくいかも知れません。(住所は薄葉農園さんのご自宅です。)訪れる際は「セブンイレブン大畑店」を目印にしましょう。白河方面からあぶくま高原道路の下をくぐり、直ぐ右に曲がった三角屋根の連なるハウスになります。