一度はやってみたかった!露天風呂で日本酒が呑める岳温泉『お宿 花かんざし』
露天風呂に入りながら枡酒を楽しむ地酒サービス
危うく、旅館でただただ満喫するレポートになるところでした……。さぁ、気を取り直して本題へと移りましょう!
温泉に入りながら日本酒が飲めるのは、なんとここの大浴場でとのこと。パッと見、内風呂にはそれらしいものがないので露天風呂に出てみると……
あった、ありました!
ドンっと露天風呂に併設されている地酒サービス。横には升も置いてあるので、ここで楽しめちゃうわけですね! 樽はけっこうな大きさで、中には一升瓶5〜6本分の量が入ってるそうです。ちなみに、この日は白河銘醸が酒造する「関の里」という地酒でした。
にしても、露天風呂も湯花の量がすごいのでお湯が乳白色に濁っていて、ほんのり硫黄の香り。良質な温泉に入りながら日本酒が飲めるなんて素敵すぎる!
それでは早速、それっぽくタオルを巻いてきてくれた友里恵さんに楽しんでもらいましょう……。
※タオルを身に着けての入浴は今回特別に許可をいただいております。
▲やっぱりこういうのは恥ずかしいみたいでした▲
いただきまーす!
升を持ってー
樽の栓を軽く抜けば、
思いのほか勢い良くお酒がでてきました汗。
ちょっとこれだけでも新鮮な気持ちで楽しめますね笑
それでは、一口。
うっま!
さっきまで中庭を望みながら優雅にコーヒーを飲んでいたとは思えない、心の声「うっま!」をいただきました。関の里というお酒自体が飲みやすいので余計に感じるんでしょうね。普通に飲むより2割り増しで日本酒が美味しいとのこと。
ちびちび飲みながら、とてもくつろいでいる様子。
写真を撮りながら「そう、これこれ」と思いつつ、
って……。
ん……?
ちょっと待てよ……。
いや、肝心の自分が飲んでないからね!!!
ということで、友里恵さんだけが非常に満足しておりました……。
ちなみに、この地酒サービスは男女で提供時間が異なります。(男性は15:00〜18:30、女性は19:00〜22:00)
宿泊客同士の交流が生まれるのも楽しみのひとつ
こんな粋なサービスを考えてくれた花かんざしの女将さんによると、地酒サービスをはじめたのは今から20年以上前からだそう。
▲7代目女将の二瓶さん▲
僕のように一度はやってみたいという人が多かったそうで、そういったお客さんの声から生まれたアイディアでした。女将さんによれば、温泉で地酒を飲みながらお客さん同士が仲良くなることが多いそうで、中にはそれがキッカケでお客さん同士が毎年、同じ時期に遊びに来るような交流も生まれているとのこと。
ただでさえお酒が入れば気が緩むので露天風呂で“飲みニケーション”なんてなれば、誰でも仲良く慣れちゃいそうですね。こういう偶然の出会いも地酒サービスの楽しみなのではないでしょうか。
これからの季節、雪見酒なんかも風情があって良さそうですし、次回こそプライベートで来たい……。
【入浴中のご注意】
温泉に入りながらのお酒は本当に美味しいので、ついつい飲んでしまいます。それに身体がぽっかぽかになると酔いが回るのも早いので飲み過ぎや長湯に十分注意して楽しんでくださいね!
お宿 花かんざし〒964-0074 福島県二本松市岳温泉1-104
0243-24-211
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