酒造が見学できる話題のスタディツアーに参加してきた!
スタ☆ふくプロジェクトの会津日本酒ツアーに参加した第二回目のレポート内容は、SAKE COMPETITION2014の純米酒部門でも6位に入賞した話題の曙酒造さんの酒蔵体験についてです。 普段は見れない酒造の現場を特別に見学させていただきました!
前編はこちら:社会見学にもなる牛乳工場の見学ツアーに参加してきた!
普段は見ることが出来ない酒蔵体験
第一回目でもご紹介した中央乳業さんから車で移動すること5分ほどに曙酒造さんがあります。 ツアー参加者を乗せたバスが到着したときには、曙酒造の鈴木さんと五ノ井さんがおで迎えしてくださり、今日の簡単な説明をしていただきました。
(左:鈴木さん 右:五ノ井さん)
二人ともすごくお酒が強そう・・・
いざ酒蔵に潜入!
入った瞬間に、米麴の香りが漂い、酒造に使用する大きな釜や機械がズラーっと並んでいるのが印象的。
すでに一同、興味深くキョロキョロ・・・・・・。
早速、酒蔵の中では鈴木さんが実際に使用する機械と酒造方法について説明してくださいました。
曙酒造さんは、昔から受け継がれる伝統的な酒造方法に新たな手法を積極的に取り入れているそうで、特に、「効率化」と「精度向上」を目的に、これまでアナログだった工程にデジタルを取り入れることで味の仕上がりを正確にする試みを行いました。
これまでの伝統的な手法の場合、アナログ(人力)な部分でも僅かながら配分の誤差(お米の量が数グラム違ったり)が起こってしまい、後々この誤差がお酒の味に若干のムラがおきてしまうから。
飲む人全員に「いつ飲んでも変わらない美味しさを提供する」職人魂があるが故の取り組みです。
筆者自身、この話を聞くまでの印象として「酒蔵は伝統的な手法を守り続けている」と勝手に思い込んでいたので、時代と共に進化する酒造方法に驚きました!
~酒造の豆知識~
曙酒造さんは、酒造に必要なお米も厳選して選んでいるそうで、実際のお米を見せていただいたところ
「とにかく白い!」
私たちが普段見ているようなお米とは比べ物にならないくらい白いお米なのも、食べるお米とは違うからです。
酒造には、「酒造好適米」というお米を使うそうで、特徴は食べるお米に比べ大粒、白く見えていた「心白」があります。 このお米の中央あたりの白い部分が心白で、酒造に必要なのはこの心白だけ。
そのため、覆っている周りの部分は削ってしまいます。この削る割合(精米歩合)が高ければ高いほど雑味が無く香り高いお酒が出来上がるのです。
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