サンマの季節が来たら食べてほしい!いわき市のソウルフード「サンマのポーポー焼き」の作り方
もうすぐサンマの旬がやってきますねー! 秋の味覚と言われていますが、サンマは捕れ初めの8~9月が1番美味しんですよ。
ちなみに、福島県にはサンマ船が7隻あり、いわき市の小名浜港に所属しています。昔からサンマが水揚げされる小名浜では、捕れたてを刺身で食べる文化や、保存の為の加工が発達してきました。サンマのみりん干し発祥の地でもあります。
いわき市のソウルフード「ポーポー焼き」
サンマの食べ方と言えば、新鮮なところを生姜やニンニクでいただく刺身……
大根おろしとキュッと搾ったすだちがアクセントになる塩焼き……
甘しょっぱい味付けと香ばしいゴマの香りでご飯が進むみりん干し……
どれも美味しくてたまりません!!
しかし!
いわき市でサンマと言えば「ポーポー焼き」なんです!!
ポーポー焼きというのは、サンマをミンチ状にしてハンバーグのようにした郷土料理で、漁師さんが船上で作って食べていたのが広がった漁師料理。つまり、サンマのプロが好んだ味!その美味しさはお墨付きです!
ちなみに、ポーポー焼きの名前の由来は「漁師さんが船上で料理する際に、サンマの脂が炭火に落ちてポーポーと炎が出た」「アツアツのところを食べるのでポーポーと息をしながら食べた事」などと言われています。各家庭それぞれの味があるいわきのソウルフードです。
ポーポー焼きを作ってみよう!
新鮮なサンマが手に入ったら、ぜひとも作って頂いたいポーポー焼き。ごはんのおかずはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。
作り方はとてもカンタン!
ポーポー焼きに使う材料(4人分)
サンマ:3尾
ネギ:1/2本(青い部分の方)
生姜:1かけ~2かけ
味噌:大さじ1弱
片栗粉:大さじ1
お好みで大葉やゴマ
❶サンマを3枚に下ろし、叩いてミンチ状にします。
※今はスーパーで頼むと三枚おろしやミンチにしてくれる所もあるので、包丁が苦手な人はお願いしちゃいましょう!
❷ネギ、生姜を荒いみじん切りにします。
❸サンマ、ネギ、生姜、味噌を合わせて叩きます。
ここでやめればなめろうです。生食用のサンマを使用しているならば、ちょこっととりわけておいて酒のあてにしてもgood!
❹つなぎに片栗粉をまぜます。
❺小判型にして焼きます。サンマから脂がでるので、油は引かなくて大丈夫です!
お好みで、大葉を両面に張り付けたり、ゴマをまぶして焼きましょう!
❻火が通れば出来上がりです。
プラスで大葉・ごまの他に、ニラ・ニンニク等をいれても美味しいですよ。
見た目がハンバーグのようなので魚嫌いの子どもさんも食べられちゃいます。現に私はこれで魚嫌いを治しました!
福島に行きたいけど、なかなか行けない~!
そんな方は福島のお酒とポーポー焼きをおつまみに、自宅で福島を感じてみてください!