今日は何して遊ぶ?「開成山公園」は歩き始めの子供でも外遊びができるスポットとしてオススメ
お出かけするのに最適な季節になりました。
子どもにとって外遊びは、体力の向上につながり、脳の発達にもいい影響を与えると言われています。夜もぐっすり眠ってくれるようになるし、親としては積極的に外で遊ばせたいところ。かくいう筆者も、寝つきの悪い息子をコロッと寝かせるため、日々奮闘しています。
県内には豊かな自然に恵まれた大きな公園がいくつもありますが、今回は郡山市にある「開成山公園」をママ目線でチェックしてきました。
緑豊かな都市公園、知る人ぞ知る音楽の聖地でもあります
郡山市の中心部に約30ヘクタールもの広大な敷地を使って、作られた都市公園。緑豊かな公園とスポーツ施設で構成されており、日々の運動や散歩コース、子どもの遊び場としての利用など、幅広い年齢の方々に親しまれる郡山市のシンボル的な場所。桜の名所でもあり、市民にとってはおなじみの憩いの場です。
余談ではありますが、「さすが、音楽都市郡山」というべき歴史もあります。1970年代、この公園で、当時としては珍しい野外音楽フェスティバルが行わました。実は音楽界の先駆けともなった場所なんですよ。
さて、今日は子どもを連れて公園エリアを散策。五十鈴湖を中心に広がるこのエリアは、緑豊かな環境で、水辺の景色がとってもきれい。子どもに人気のカモやアヒルはもちろん、赤い太鼓橋付近にはひなたぼっこするカメの姿もあります。ズラリと並んだカメを筆者はあまり見かけたことがなかったので、ちょっとびっくり。
そんな生き物たちを横目にまずは、幼児広場を見てみましょう。国道49号線沿いにある正門を入ってすぐ左側にあり、対象年齢は1~3歳くらい。
かわいらしいアニマルのすべり台や砂場、赤ちゃんでも利用できるブランコなどが並びます。ふと近くの木陰に目をやると、芝生の上でお弁当をほおばる園児たちと先生の姿。レジャーシートとお弁当を持ち込むだけで、日常がプチ遠足になるんですね。夏場の照りつける日差しを木々がキャッチし、癒しの空間が広がります。
ここは幼児向けの広場ということで、遊具もメルヘンチック。東屋はキノコの形。可愛らしくて、思わずほっこり。
ここにインスタ映えすること間違いなしの一角がありました。キノコ椅子に子どもを座らせて、バシバシ写真を撮りたい衝動にかられます。年賀状の家族写真の候補地としていいかも…そんなことを考えつつ、次は児童広場へ。
元気いっぱい遊べる遊具の数々!
ザイルクライミングの大きなタワーや高さのあるグルグルすべり台、うんていが楽しめる複合遊具など、一通りそろっています。筆者は撮影のため、人の少ない平日の昼間に訪れましたが、学校が休みの日はこんな感じ。
元気な子どもたちでいっぱい!滑り台に列ができるほど。
このエリアに敷かれた砂は砂場のように比較的サラサラ。サンダルに入り込みやすいので、靴で来るのがおすすめです。クッション性に優れ転んでも安心なので、思いっきり体を動かせますよ。緩やかな丘もあり、小さい子はそこを登り降りしているだけでもうれしそう。
付近には学校も数多くあり、学校や部活帰りの高校生たちがベンチで語り合う様子も見受けられました。これだけ大きな公園は郊外にあることが多いですが、学生が集う姿を眺めていると、この場所にある意味が理解できます。「学校帰りに立ち寄れる公園…郡山っていい街だな~」としみじみ。
また、児童広場のすぐ近くには蒸気機関車の展示もあります。
1940年から1970年にかけて実際に運転されていたD51形の蒸気機関車。“デゴイチ”という愛称で、とても人気のある機関車なんですよ。子どもの日には柵が取られ、一般解放されるそうです。
そんな感じで遊びつつ園内を散策すると、2、3時間なんてあっと言う間。子どもが満足いくまで遊ぶことを考えると、お弁当を持ち込んで家族で半日コースが理想的ではないでしょうか。郡山市民にとっては馴染みの開成山公園。他の地域にお住いの方も、ぜひ遊びにきてくださいね。
※なお、公園エリアには自動販売機がありません。水分は必ず持参するようにして、熱中症対策をしながら楽しんでください。
(写真提供:郡山市HP)
まとめ
郡山の中心部にありながら、緑豊かな環境の開成山公園。町と自然がつながったような場所で、大人もリフレッシュできます。園内にはバラ園もあり、6月と10月のシーズンには約400種、約800本ものバラが咲き誇るのでこちらも見逃せません。
(写真提供:郡山市HP)
開成山公園〒963-8851 福島県郡山市開成1丁目5
024-924-2621
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/334000/leisure/kaisezan/