社会見学にもなる牛乳工場の見学ツアーに参加してきた!
「福島のリアル」を知ってほしい―
東日本大震災から4年。この震災をきっかけに福島の大学生が発足したプロジェクトがあるのはご存じでしたか?福島を感じて考えるスタディツアーを企画・実施する学生団体「スタ☆ふくプロジェクト」です。“スタ”とは“スタディツアー”の略称。「出会い、交流」を目的に、市民団体や青少年団体、高校生・大学生のゼミなどでも実施されている、今注目の新たな旅行スタイルです。
スタ☆ふくでは、農業、漁業、伝統文化など福島ならではの魅力以外に、最も焦点を当てているのが、それに携わる“福島の人々”だと言います。震災にも負けず、真っ直ぐ前を向いてひたむきに頑張る姿、そして多くの人々が協力し合い復興に取り組んでいる実情を目の当たりにし、今の福島の抱える問題を表面的ではなく、内面からより多くの人に知ってほしいと考えているそうです。
ツアーは1泊2日の日程で行われ、これまでに、いわき市では「漁業」、二本松市では「農業」、喜多方市では「観光」と、現地で働く人々に焦点を当て、参加者に現状を知ってもらう為の場を提供してきました。
「ツアーを通して、地域の人と参加者をつなぐ架け橋となることで、相互の理解を深められる、きっかけづくりに。そして長い時間がかかるであろう福島の復興、地域の未来を一緒に考える仲間づくりをすることで、地域活性化に貢献していきたい。」と言う想いが込められています。
“蔵人の想いに迫る”会津の旅
そんな、スタ☆ふくが、2月20日~21日に1泊2日の日程でスタディツアーを開催しました。昨年、行われた<全国新酒鑑評会>で福島県の17銘柄が金賞を受賞し、その17銘柄中11銘柄が会津の日本酒と言うことで、今回は「蔵人の想いに迫る“よい”酒 会津旅 ~日本一の酒 会津(ここ)にあり~」をテーマに会津若松市・坂下町を掘り下げていきます!
ツアーでは、福島大学の教授による日本酒講演や末廣酒造、鶴乃江酒造、曙酒造の3つの酒蔵に加え、会津平地唯一の乳業メーカー、会津中央乳業を見学。美味しい飲み方は勿論、職人のこだわりと努力、さらに復興へのアポロ―チなど、地域で働く人々の生の声を伺う事が出来る貴重な体験ばかり。
このツアー情報を聞きつけ、実際に「スタ☆ふく」in会津ツアー(2日目)に参加してきました!(1日目はどうしても参加できず……。)
そこで見えてきた、福島の未来、肌で感じた地元愛。発見に満ち溢れた出来事の連続!
ツアー2日目~会津中央乳業、曙酒造を巡る~
今回は2日目より参加。一行が宿泊したのは会津若松市内の城下町、中町に位置するホテルニューパレス。周辺の建物は城下町ならではの歴史を感じる佇まいばかりで、おしゃれなカフェやお店も密集してたりもしますよ!さて、本日の「スタ☆ふく」in会津ツアー2日目はここからスタートです。
館内へ入ると、ロビーで打ち合わせ中の「スタ☆ふく」の方々を発見!当日の動きを入念に話し込んでいました。
“「会津の日本酒の素晴らしさ」、「会津の人の温かさ」、参加者に強く感じてもらえるかなどを考えながら、ツアー作りに励んでます。”
そう語る程、今回のツアーに掛ける確かな想いを感じました!挨拶もそこそこに、本日はよろしくお願いします。
ちなみ会津ツアーの行程はこちら。
【2月20日(金)】
10:00 郡山駅集合
→福大教授による日本酒講演(郡山市)
~会津若松市へ移動(バス)~
→末廣酒造嘉永蔵見学
→鶴乃江酒造見学
→懇親会
20:00頃ホテル泊
【2月21日(土)】
10:00 チェックアウト
→会津中央乳業見学
→曙酒造見学
→ワークショップ
18:00頃郡山駅解散
1日目に参加することが出来なかったのは悔しいが、2日目は、ヨーグルトと地酒をブレンドしたリキュール「スノードロップ」を製造した曙酒造、さらにそのヨーグルトを生産している会津中央乳業への見学が組み込まれています。
まずは本日一件目、会津中央乳業に向かいましょう!
1
2