長湯必須!微温湯(ぬるゆ)温泉の驚きのぬるさ
福島市内の道路標識でよく見かける微温湯(ぬるゆ)温泉。
福島市内でいうと、飯坂温泉、高湯温泉、土湯温泉が有名なのですが、正直、微温湯温泉は聞いたことが無い……。しかも名前の通り、ぬるいのでしょうか?
これは直接行って確かめるしかない!ということで、実際に足を運んできました。
まさに秘湯!微温湯(ぬるゆ)温泉
微温湯温泉は市街地から車で約30分。どんどん山を上っていくので秘境感がすごい。本当にたどり着くのか不安になるぐらい山深い……。道路幅は狭く、「対向車来ないで」という感じるほど。
もちろん要所要所に車の退避スペースがあり、すれ違うことは可能。温泉まで道路も舗装されているので安心です。
宿が見えてきたところでホッとするのもつかの間。何かいる……?
野生のサル!!
写真には収められませんでしたが、車をよけながらも、じっとこちらを見ているのでちょっと怖い……。
到着すると目に入ってくるのが、茅葺の屋根と、歴史を感じる素敵な木造の建物。
そしてネコ!全部で4匹いるそう。人なつっこくてかわいい。玄関を入ると、そこは別世界。おばあちゃんの家に来たような、なつかしい感じ。
微温湯温泉は本当にぬるい?
温泉までの廊下には、古い電話や自炊場などがあり、タイムスリップしたかのようです。
長い廊下をぬけると、いよいよ温泉。温泉は男女別。入ると2つの浴槽があります。
早速、手前の浴槽に入ってみると、びっくり!
本当にぬるい!!
やっぱり微温湯温泉は、ぬるかった。その温度31度。無色透明で無臭。だけど、そこは温泉。じんわり体が温まってくるから不思議。長く入っていられるから、全身で温泉の効能を吸収できます!
その奥の浴槽はというと、普通の温かさの湯船。寒い場合ここに入り、温まってから、ぬる湯に入るのがベター。
また、秘湯にはめずらしくシャワーが2つあるのもうれしいところ。
このとき一緒になった女性は市内から来たということですが、初めて来たそうで「こんな秘湯があるなんてね。はまりそう!」とおっしゃっていました。
宿のご主人いわく、この微温湯温泉は約300年前から知られていたといい、当時は「ぬくゆ」と呼ばれていたそう。
その後、戊辰戦争の際に官軍に焼かれてしまったこともあり、一番古い建物(かやぶき屋根)は、明治時代に建てられています。
一番の効能は、眼病に効くと言われているそうです。あがってからそれを聞いたので、その効果はわからず。ですが、肌がすごくツルツルになってびっくりです!
まとめ
福島市内から1時間以内で行けて歴史と秘湯が味わえる微温湯温泉。最初のイメージとは全く違って、実際に行ってみるとハマりそう……。しかもリフレッシュ&お肌つるつるにもなるので女性にはおすすめです。ぜひ一度行ってみるのはいかがでしょうか。
微温湯温泉 二階堂福島県福島市桜本字温湯11
024-591-3173
入浴料500円/1泊2食付/10,950円(諸税込)素泊り(自炊)/4,503円(諸税込)
※冬季休業期間 11月下旬~4月下旬