筆者が勝手にオススメする、福島でご朱印を集めるなら記念すべき1ページ目はここ!
皆さん、寺社や仏閣でいただける「ご朱印」はご存知ですか?
最近ではご朱印を集める女子は「ご朱印ガール」と呼ばれ、思い思いのカワイイご朱印帳を片手に、寺社仏閣めぐりを楽しんでいるんです。
はい、筆者私もその一人。ご朱印も何の気なしに集め始めたのですが、気づくとご朱印帳も5冊目。
収集癖があるので、集め始めると止まらないんです!!
今回はそんな筆者が全国のご朱印ガールにおすすめしたい福島のご朱印を紹介します。もちろん、これまで興味がなかった方もこれを機会に寺社仏閣を巡って、神様との御縁を結んだ記念に「ご朱印」を集めてみてはいかがでしょう?
ご朱印ってなに?
ご朱印は寺社仏閣を参拝した記念にいただける印です。写経したものをお寺に納めた証しとしていただく「納経印」が始まりで、庶民の巡礼が盛んになった江戸時代頃から広まりました。
ご朱印には参拝した寺社仏閣の名称と参拝日が墨で書かれ、押し印が押されています。書体も様々で、神社は優雅であでやかな文字が多く、寺社は力強くどっしりとした文字が多いです。絵がかれているもの、詩が書かれているもの、期間限定のもの、きちんと納経しないといただけないものもあります。
押し印も個性的なものが多く、まるでアート作品のような美しさ。どのご朱印も一枚一枚、手書きで書かれており、世界に1つしかない特別なものです。
ご朱印を頂く際に必要な物
ご朱印帳
インターネットで探すと、色とりどりのご朱印帳が沢山見つかります。一緒に旅をするのですから、お気に入りのご朱印帳を持ち歩きましょう。
お寺や神社オリジナルのご朱印帳を扱っている場所もありますのでそういった場所で買い求めるのも良いですね。
ご朱印料
必ずご朱印料を納めなければなりません。大体300円から500円のところが多いです。中には「お気持ちで結構です」と金額を定めていないところもあります。その際は自分の気持ちでお支払いしましょう。
お参りする心
今は納経しなくてもご朱印はいただけますが、参拝した証しにいただくものです。必ず参拝してからいただくようにしましょう。
マナー
全ての神様が心が広いとは限りません。マナーを守って参拝しましょう。最近では珍しいご朱印をオークションに出品するかたがいらっしゃいますがそういったこともマナー違反です。ご朱印は参拝した証しですので参拝していない人には何の価値もありません。自分で大事に保管しましょう。
次は福島で素敵なご朱印がいただける場所をご紹介します。
全国でも珍しいインパクト大のご朱印「伊佐須美神社(会津美里町)」
会津美里町の宮川のほとりにある伊佐須美神社。春には「宮川の千本桜」「神代桜」「薄墨桜」など沢山の桜に囲まれます。夏になると150種10万株のあやめが咲き誇るあやめ苑が見所の自然いっぱいの神社です。
会津地方唯一の別表神社で、岩代国一ノ宮・会津の総鎮守とされています。紀元前、四道将軍の父子がそれぞれ北陸道と東海道をたどり日本を開拓して回りました。
どんどん開拓しながら進んだ父子はある日ばったりと偶然出会います。ここで出会った父子は国土開拓の神「イザナギノミコト」「イザナミノミコト」の2神を奉祀しました。これが伊佐須美神社の起源とされています。
また、父子が出会ったことから「会津」の地名が付いたとされる会津発祥の地でもあります。歴史ある伊佐須美神社でいただけるご朱印は、何と3種類!
①全国でも珍しい見開き3ページを使用したご朱印
これは伊佐須美神社オリジナルの朱印帳を購入した時だけに書いていただけるもの。独特でユニークな文字は雑誌でも取り上げられるほど珍しくインパクト大です!
1ページ目には「福寿」とかかれ、2~3ページ目には「伊佐須美神社」と書かれています。
ちなみに、こちらがオリジナルの朱印帳。
②上記の「福寿」の文字が無いもの
こちらは持参したご朱印帳に記入していただけます。
③流れるような読みやすい書体で「伊佐須美神社」と書かれたもの
筆者もまだいただいていない書体のご朱印なので、写真で紹介できないのが残念。どのご朱印も、押し印は赤すぎない控えめな朱色。絶妙なバランスで押されていて墨で書かれた文字を引き立てています。
どちらも素敵なご朱印ですので、ぜひ全部集めたいですね!
国宝に勝るもの無し!「国宝」の押し印が輝かしいご朱印「白水阿弥陀堂(いわき市)」
白水阿弥陀堂は福島県唯一の国宝建築物です。平安時代末期に、藤原清衡の娘・徳姫が平泉の金色堂にならって建立されたと伝えられています。白水の名前は、篤姫の故郷平泉の泉を白と水に分けつけられました。
▲秋のライトアップ時▲
御堂の周りには阿弥陀如来が住まう極楽浄土を具現化した広大な浄土庭園が広がります。蓮の花にたとえた山々、東側に夕日滝、西側に朝日滝の跡が残されています。蓮の花が美しい園池には、俗界から極楽浄土へと繋ぐ二つの中島が南北に並びます。
その間に架かる反り橋と平橋とを渡ると白水阿弥陀堂へとまっすぐみちが続いています。「仏様に直進してお参りする」という平安時代の参拝スタイルが今もそのまま残されている、全国でもととても珍しい阿弥陀堂です。
極楽浄土をとても見事に再現されている浄土庭園は、蓮の花だけではなく秋には紅葉が燃えるような彩りを見せ、来る人の心を奪います。
白水阿弥陀堂でいただけるご朱印は、何と言っても右上に押された「国宝」の押し印が輝かしいです。墨書きで国宝と記入があるご朱印はいくつかありますが、押し印で国宝と押してあるのはとてもめずらしいです。
中央の押し印はここ何年かで少し変わったデザインになったようです。私の朱印は平成23年に頂いたものなので、これから頂く方はどこが違うか比べてみるのも楽しいですね。墨書きの書体は、女性が建立したお寺らく繊細で流れるようです。
まとめ
さて今回は2か所のご朱印をご紹介しました。ご朱印旅は始まったばかり! 次は自分のお気に入りの寺社仏閣のご朱印を頂くもよし!
伊佐須美神社から始めたから「一ノ宮」のご朱印で揃えよう!というのもありです。中には「一ノ宮帳」という一ノ宮専用のご朱印帳を持っている方もいらっしゃるんですよ。
集める順番やどのご朱印帳に書いていただくか、決まりはありませんので、ご自分のスタイルで、楽しいご朱印旅が出来るとよいですね。