片道1時間のプチ登山!初心者にもおすすめの宇津峰山をご紹介
こかげ広場からは本格的な山道へ!
分かれ道から5分ほど歩くと、「こかげ広場」に出ました。
毎回思うのですが、木陰がない「こかげ広場」って斬新なネーミング! 一息付けそうなイメージもありますが、日当たりがよくて暑いのでこのまま涼しい登山道へ直行です。
なお、山頂前のトイレ休憩はここが最後ですので気をつけてくださいね。
「こかげ広場」までは車が走れる歩きやすい道でしたが、ここから先は本格的な登山道です。道は整備されていますが、それでも山頂付近になると道は岩っぽくゴツゴツしてきます。軽い登山と侮らず、靴と靴下だけでも装備を整えておくことをおすすめします。安全は足元から!
しばらく登っていくと、道の脇に2つのベンチを発見しました。石碑のような物は見当たりませんでしたが、これが案内図にあった「初見台跡」でしょうか。
初登山だとちょうど足がつらくなる頃合いにあるので、ここで息を整えるのもいいですね。新緑の空気を深く吸い込んで、鳥のさえずりに耳をそばだてると、自分も自然の一部になったような気がします。
道が急だったり足場が悪い所には手すりがあるので、初心者でも登りやすくなっています。一歩一歩を踏みしめて、足を滑らせたりくじかないようにゆっくりと進んでいきます。
山のいたるところで、ヤマツツジが鮮やかに咲いていました。なんだか、つらい登り道を応援してくれているみたいです。
「登山は山頂を目指すストイックな趣味」、と登山を始めたばかりの頃は筆者もそう思っていました。けれどこうして自然と触れ合い、登るたびに新しい発見を重ねていき、今はその道中も登山の楽しみになっています。
道が2つに分かれたら、山頂はもう目の前!右側が山頂に直行する道ですが、左側に進んでちょっと寄り道をしました。
宇津峰山は山頂の「宇津峰神社」だけでなく、手前に「星神社」があります。なんでも御神体であるこの大きな岩は、天変地異があると光る伝説があるのだそうです。確かに目の前にしただけで、なんとなく威圧感のようなものを感じるような、感じないような……。
宇津峰山ではかつて山伏が修行していたそうですし、実は隠れたパワースポットなのかもしれません。