会津のマッターホルン!?急斜面と自然の絶景を楽しめる蒲生岳に登ってみた
こんにちは 山登り大好きchicoです。
アルプス山脈をつくる山々の1つ、「マッターホルン」。テレビなどで皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。その特徴は、頂上に行くにつれ次第にきつさを増す傾斜。遠くから見ると、鋭くとがった角のようにも見えます。
実は福島県の会津地方にも、標高は違えどこのマッターホルンと似た形をしていることから、地元の人たちの間で「会津のマッターホルン」と呼ばれている山があります。
マッターホルンと呼ばれるだけあって、頂上までの道も険しいのでしょうか……。今回、実際に登ってみたのでご紹介します!
自然あふれるマッターホルン「蒲生岳」を登る
その山があるのは、福島県の西南に位置する奥会津の只見町。
蒲生(がもう)駅のすぐそば、蒲生集会施設「雪の里」の右手前にある観光情報ステーションに普通車48台、大型車3台収容の大きな駐車場が完備されているので、そこに車を止めて向かいます。
目の前に立ちはだかるのが、「会津のマッターホルン」と呼ばれる蒲生岳。
中央に見える松の並んだ尾根が今回登る、久保登山道です。
JR只見線蒲生駅の踏切を渡ると右手奥に、蒲生かたくり公園が見えてきます。
園内に入ると登山ポストがあり、その先を道なりに右に折れて行きます。熊鈴やラジオを鳴らし、人間の存在を知らせながら歩きましょう。
祠の手前を左に折れていくと、ブナの林に入っていきます。芽吹いた木々の葉を陽の光が照らして、どこか神秘的です。
ブナ林を抜けると、ツバキの花が満開でした。
下を見れば立派なゼンマイもあり、見る者を楽しませてくれます。会津の山奥には、古き良き日本の自然が存在し、ありのままの姿が溢れています。
ちなみに、只見町には6カ所の有料わらび園(いずれも予約制)があります。太くて柔らかく、独特のぬめりと歯触りがあるのが特徴です。
※無断採取は厳禁!!
急登を登り進めていくうちに、視界が開け只見町を一望できるようになってきました。遠くに見える雪山に、悠々と流れる只見川。
岩場には階段状に足場が削ってあり、赤いペンキで印が付けられています。