フンドシ姿の男たちが4.8mの綱をよじ登る奇祭! 福満虚空蔵菩薩圓蔵寺「七日堂裸詣り」に参加してきた
観光客と男たちでごったがえす本堂に入ると、メインイベントはすでに始まっていた!!
男たちの掛け声と熱気、そして歓声が本堂内で響き渡る。参加者は総勢約300人に対して綱が1本のみ。必然的に競争倍率が高くなるので、我先に綱を登ろうと奪い合いがおきていて戦場のよう(驚)!
中には子供も参加していて、大人たちが子供を手助けしている様子は感動。子供が登り切ると大きな歓声があがりました!
この状況で3人を探すのは大変だと思っていたら突然、人をかき分けて渡邉くんが綱に飛び乗り、ガシガシとよじ登っていく! あっという間に上まで登っていったのでカメラが追いつかず。
「これを登りきってカッコいい男になりたいっす!」って言っていた渡邉くん、君はもうカッコいい男だよ!
続いてビッグプレイヤー市川くん、やっぱり身長が高いので目立つ! 綱を手繰り寄せて登ろうとするも、他の参加者に阻まれて苦戦している様子。
なんとか綱を捕まえて登るものの、一本の綱に数人が捕まっているので渋滞発生。上の人が登れず巻き添えを食らって落下。本当に厳しい祭りだ……。
そして肝心のザキヤマ、どこだろう。全く見当たらず、しばしザキヤマを探していると、群衆の中にいるのを発見!
めちゃめちゃビビってる……!? さすがにこの表情は爆笑してしまった。でも、今日のザキヤマはちょっと違う。ついに登り始めた。
行けーーー!! ザキヤマーーー!!
おおっ、けっこうスムーズに登ってる! これはいけるかも?
ついに頂上間近! あともう一踏ん張りだ! 周囲の歓声も大きくなっていて、ちょっとザキヤマの頑張りに感動。
しかし、
ザキヤマ、落下。
無残にも頂上まで残りわずかのところで、足がつり力尽きる……。周囲の「あ〜」という落胆の声が聞こえた。
無念。でも、ザキヤマよく頑張った!
結果、登りきれたのは300人中、20〜30人ほど。かなりクレイジーであり、ハードな祭りでした……。 途中、何度も挑戦するおじいちゃんや外国人の方もいて、この祭りに参加すると年齢や国籍問わず、一本の綱をよじ登るために漢となるイベントのようでした。
そして21時30分になると、参加者は幸福が授かるといわれる招福除災の牛王宝印の差し込まれた矢を受け取って、七日堂裸詣りが終了を迎えました。
お祭り終了後、果敢に挑んだ3人の清々しい顔が印象的。お疲れ様!
まとめ
最後は参加者や観光客みんなで拍手しながら、ねぎらいの言葉をかけ合っている様子は現代のフェスのような雰囲気で、参加者全員が一丸となって参加するからこそ生まれる一体感や七日堂裸詣りならではのスリルが楽しいんでしょうね。好きな人が毎年参加する理由がわかったように思います。
参加者のうち登りきれるのは10%ほどという過酷な競争の中で、我こそは! という漢はぜひ来年参加してみてはいかがでしょうか!
七日堂裸詣り福島県河沼郡柳津町柳津寺家町176圓蔵寺
柳津観光協会:0241-42-2346