会津の歴史が蘇る!綾瀬はるかも登場する祭典「会津まつり」に行ってきた
500名もの人々が大行進! 壮大な会津の歴史物語
鶴ヶ城本丸にて出陣式が行われた後に、約500名もの人数で構成された“会津藩公行列”が始まり、長い列を作りながら市内の中心部へと出発。沿道には多くの市民や観光客で埋め尽くされます。
今年で3回目の参加となった綾瀬はるかさんも列に加わり、「みなさん、さすけねかー?(大丈夫ですか?)」と会津弁で観客に話しかけていました。久しぶりに会津弁を使ったためか「~してください……なし!」と慣れない話し方が可愛らしかったです(笑)。
会津に築城や城下町の開発など、産業を生み出した領主・蒲生氏郷公。
会津松平家初代藩主・保科正之公に扮するは、会津若松市長!
若くして大名になり、会津で最後の藩主・松平容保公に扮したのは、松平家14代目の松平保久さん。
ちなみに藩公行列に参加する人々はどんな人たちだと思いますか(^^) ?
実は地元の中学校や高校の生徒たちなんです! 会津若松市内の中学校が毎年交代で回り今年は若松六中が担当校とうなりました。そしてその中学校の生徒会長が若殿・松平喜徳公に扮します。凛々しくてカッコいい!
その中でも印象的だったのが白虎隊。
白虎隊は13歳から17歳の武家の男子で構成されており、松平公の時代に戸ノ口原で戦った戦士たちです。ちょうどその年齢と同じ生徒たちが扮しているその姿は、ぐっと心を打たれるものがありました。
また一般公募もしているので、審査に通れば一般の人でも行列に参加できちゃうんです!
大河ドラマ「八重の桜」でも知られた、照姫や山本八重などに扮し観客に笑顔で手を振っていました。さらに全国の会津にゆかりのある土地の人々も参加し、大いに盛り上がりました。
今年の藩公行列で新たに加わった隊があります。敢死隊(かんしたい)、奇勝隊(きしょうたい)、遊軍寄合組(ゆうぐんよりあいぐみ)の微募兵3隊です。
会津戦争では武士以外の人々も戦いに参加しており、城下では少年から婦女子、老人、城外では町人、農民、僧侶、力士、猟師、山伏までもが刀や槍を手にしました。会津をみんなで守ろうとする、会津人の忠義心を感じますね。
そして会津藩公行列の目玉とも言える、赤い顔の人々。そして独特の歩き方……。
きっと気になった方も多いのではないでしょうか。この集団は会津藩奴隊(やっこたい)といわれ、地元の人からは「やっこさん」と呼ばれ親しまれています(^^)
奴さんって一体何してる人たちなの?と気になりますよね!(゚▽゜)
奴さんは、江戸時代に参覲交代の時に荷物運びや雑務を行っていた人々で、参覲交代のときにどこの藩かわかるように、白いフサフサの毛が付いた棒「毛槍」や挟箱を持ち、会津藩であることを示していました。
また長い旅の道中に、民衆や大名の目を楽しませるため、「奴振り」と呼ばれる独特の歩き方を生み出し、現在の踊りのモデルとなっています。子供の頃に初めて見た時は、とにかく怖かったです(笑)
まとめ
会津藩公行列は、多くの産業を会津に根付かせ、会津のために戦かった先人に対する感謝と未来へ会津の歴史を伝えていく祭典。
筆者は毎年のように見に行っていますが、改めて会津の歴史を知ることで、自分自身が会津人であることに誇りに感じるキッカケにもなりました♪(*^^*)
是非、来年の「会津まつり」に参加してみてはいかがでしょうか。
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