福島にカッパドキア!? 浄土松公園にある「きのこ岩」を調査してきた
きのこ岩を目指して少し険しい道を進むこと10分、早速、奇岩を発見! きのこ岩ではありませんが、よーく見ると顔に見える不思議な岩……。ちなみに、この時点で蚊に2ヶ所刺されてます。
これも妖精の仕業なのでしょうか……。これはきっと福島のカッパドキアへと確実に近づいているはず! 程なくすると、もっと険しい道になってきました汗。一歩踏み外すと、藪に落ちてしまいそうな場所もあったり、勾配の激しい坂を下ったり、予想以上にハードな道なり。
その甲斐もあってか、それらしい岩の一部が見えてきました。これは……!
ついにお目見えした福島のカッパドキア!
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思いのほか、きのこ笑! きのこすぎてカッパドキアを一瞬忘れてしまいました。
なんでもここ一帯は白色の凝灰岩、砂岩、頁岩などから形成され、断層になっている頂上付近は部分的に傾斜になっているそうです。そこから分断された地層が風化によって長い年月を経て、きのこ状になったのが「きのこ岩」。今では、県の名勝天然記念物にも指定されています。
ちなみに、昔から松の緑が点在する光景から“陸の松島”とも言われているそうなので、昔から呼称があったようですね。
東日本大震災で一部が崩落
そんなきのこ岩ですが、正面から見るとところどころ崩れたような跡があります。
これは東日本大震災によって一部が崩落。以前と比べるときのこ感が少し無くなってしまいました。さらに危険の無いようにと、一部地域やきのこ岩周辺には柵が設けられ、近くまで行くことができなくなってしまったのが残念。
それでもなお、未だに風化が続いているので、もしかすると数百年後になれば、また少し変わった奇岩へと変化しているのかもしれませんね。(筆者は生きているだろうか……。)
そのほか、浄土松公園には周辺の山々を一望できるスポットがあるので、ちょっとしたハイキング気分で訪れてもいいかもしれません。
まとめ
結果、カッパドキアに比べると“きのこ感が強い奇岩”という印象。それでもカッパドキアに近い形状(アスパラにも見える?)をしていることからも、福島のカッパドキアに認定してもいいのではないでしょうか!
そして、実際に訪れてみると、きのこ岩を見つけるまでの道のりが地味に険しいので、動きやすい格好を勧めるのと虫除け対策は万全に!
ちなみに、妖精を見つけることはできませんでした(´・ω・`)
浄土松公園(きのこ岩)へのアクセス
浄土松公園
郡山市逢瀬町多田野字浄土松1-1
無料
08:30〜17:15(火曜日、木曜日休み※公園の利用は可)
024-957-3700
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