訪ねて楽しい日本酒の蔵元第1位! 会津若松「末廣酒造」の蔵見学が面白い
西では桜も散り始めましたが、東北はまだこれからです! 平日、休日問わず花見三昧という方も多いではないでしょうか(^o^) お花見の楽しみ方は人ぞれぞれですが、私は真っ先に“お酒”がでてきます……笑。
さて、そのお酒といえば福島県ではとっても馴染み深い存在ですよね。中でも日本酒は全国有数の酒どころでもあります! 実は少し前に、福島県は会津若松にある末廣酒造「嘉永蔵」の蔵見学にいってきました。
会津地方は日本酒作りが活発な土地としても有名ですが、末廣酒造は150年の歴史を持ち偉人・著名人から愛されてきた酒蔵です。
また、2013年には『訪ねて楽しい日本酒の蔵元』第1位に選ばれるなど、“訪れて楽しい、飲んで美味しい”日本有数の蔵元なんですよ〜(^ω^) 歴史的価値が高い建物や偉人との意外な繋がり、なぜかカメラの博物館? など。「蔵見学」の一言では終わらないその魅力をご紹介します!
【酒蔵探訪】訪れて楽しい理由はここにあり!
さっそく雰囲気のある建物ですよね〜笑! 当時の面影を残すこちらが末廣酒造「嘉永蔵」です。
1850年に建てられ明治後半〜大正に建て直されて以降、100年余りが経ちます。その歴史的価値も高く評価されており、現在は「会津若松市歴史的景観指定建築物」にされ、そのまま観光ルートになっているそうです。少し前まで(といっても10年以上前ですが)まで実際に住んでいたというから驚きです!
酒造りが学べる蔵見学!
エントランスはこんな感じです。なんだかタイムスリップした感覚で雰囲気もいいです。 さて、蔵見学は予約不要(※団体は要予約)で見学料も無料。大体30分程度の内容となっています。朝の9時から30分おきにおこなわれているので、当日でも参加することが可能ですよ! 時間になればスタッフの方から見学の説明があります。
まず案内されるのが、仕込み時期ということでタンクがずらりと並ぶこちら。このタンクだけで一升瓶700、800杯分になるそうですが、ここのものは売店でだす商品がほとんどのようです。もっと大規模な仕込みは別の蔵で行っているそうです! ちなみに冬の間の仕込みの10月、11月から始まり翌3月くらいまで続きます。
ちなみに、末廣酒造では「my酒」造りも人気なんだとか! 実際に作業も体験(※8月締め切り 要確認)できるということなので興味がある方はいかがでしょう(^^)
日本酒の原料と言えば米ですが、こちらでは末廣酒造で使用している酒米の説明をしてもらえます。
ちょっと見づらいですが数字が書いてありますよね。この数字は削った割合を表しています。お米は中心部にデンプンが溜まっており、周りは脂肪に覆われています。一般的にはこれら周りを削ったものを「精米歩合」として記載しており、ざっくり言ってしまうと普通酒の場合は大体、5割以上=大吟醸、4割以上=吟醸酒、3割ほど=普通のお酒などと分けられています。 精米歩合が下がっていくほどフルーティーな味わいや香りが楽しめるので、自身の好みにあった日本酒を探してみるのも楽しいですよね〜!
さて、お次は日本酒が並ぶこちらへ。 実はこれ全て熟成中の日本酒(古酒)です。ワインのように寝かせることで深みが増し色も変化していきます。こちらでは30年以上前のものもあり、生まれた年などの記念品として購入されている方もいるようですよ。少しお高いですがお酒好きな方には喜ばれるのでは!