こんなにカワイイ現代風にアレンジされた福島の伝統工芸品・民芸品8選
土地に根付いた文化はカタチになり伝統工芸品・民芸品と呼ばれています。会津漆器や有名なあかべこ等、日本で見れば約1200もあるそうです(驚)。そして今、伝統を絶やさないようそれらを「現代風にアレンジ」して世に送り出す動きが活発化しています! 伝統の良さを活かした新しい魅力の発信、老舗や新進気鋭のクリエーターがカタチにした“欲しくなる”福島の伝統工芸品・民芸品、その特徴や歴史と合わせて8選を紹介します。
1.会津漆器
会津を代表する漆の伝統工芸品です。会津漆器の基礎を築いたのは、千利休の弟子の中で特に優秀だった“利休七哲”の蒲生氏郷(がもううじさと)と言われ、豊臣秀吉の命で近江から漆職人をつれて若松城(鶴ヶ城)の城主となった後、会津漆器を産業として根付かせました。 もともと会津では日用品の漆器を作っていて水がしみにくく、熱いお湯や酸などにも強く美しさと使いやすさを備えているのが特徴。さらに他の産地に比べ、比較的手ごろな値段で漆器を手に入れることができるのも魅力です!
“会津漆器+ガラス”で新たな魅力
鶴乃江酒造の「会津中将 本醸造 辛口高濃度酒」と工房鈴蘭の「お月見グラス」買ってきたので、今日は一杯。 pic.twitter.com/YDAuT2xbIu
— kさん (@Helianthus0907) 2014, 2月 11
“かわいい漆器”をコンセプトに、ガラスに漆を塗るという独自の技術で新たな会津漆器の魅力を発信中の「工房鈴蘭」。グラスの外側に漆を塗った丸い窓をあけたような「お月見グラス」や漆の黒と赤がガラスに映える「フリーボール」など、どれもホームパーティーで使いたくなるような器たちです。
工房鈴蘭・七日町店福島県会津若松市七日町8-11
平日 13:00〜17:00/土日・祝日 12:00〜17:00(11月後半~3月 )/定休日 月曜日
0242-85-6654
会津漆器がアウトドア仕様に!
“野外でもカジュアルに楽しんでもらう”というコンセプトから、老舗・関美工堂が手がけた「ノダテマグ」。国産天然木をろくろで削り出し、ひとつずつ職人が丁寧に仕上げたによるハンドメイドのマグカップです。会津漆器の価値を新たに見出すおもしろい試み、アウトドアシーンで注目のひとしなです。
b Prese(株式会社 関美工堂)福島県会津若松市西栄町6-30
10:00~19:00
0242-27-3200
2.大堀相馬焼
大堀相馬焼は、福島県双葉郡浪江町大字大堀で生産される焼物の総称で、江戸時代から約300年続く伝統工芸品です。描かれているの藩主相馬氏の家紋「御神馬」。 御神馬の別名は「左馬」で、左馬=右に出るものがないという意味から縁起物として親しまれています。また、二重焼という独自の技法で作られお茶が冷めにくい上、熱いお茶を入れても持つことができる優れものです。
クリエーターが手がける大堀相馬焼
KACHI-UMAプロジェクトの下、“明日を駆ける馬”をテーマに各業界で活躍するクリエイター10人の新しい発想と感性で作られた大堀相馬焼が誕生。ひと味ちがったモダンな佇まいに仕上がっています。
KACHI-UMAプロジェクト