会津若松市の観光ならココで間違いなし!地元民が選ぶベスト11スポット
4.御薬園
室町時代からの長い歴史を経て、会津松平氏が庭園内で各種薬草を栽培していたことが名前の由来となったそうで、現在でも薬草約400種が栽培されています。園内にある楽寿亭やお茶屋御殿の建物は、戊辰戦争時に新政府軍の傷病兵の診療所にもなっていため戦火を免れました。
当時の刀傷などが今も柱に残っているので、訪れた際は是非ご覧ください! そして、何と言っても美しい日本庭園が見所。昭和7年に江戸時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝に指定され、心字の池を中央にして側には樅、杉、松などの大樹をはじめ、女滝や男滝がながれている光景は日本の美しさを体現しています。
御薬園福島県会津若松市花春町8-1
大人 320円/高校生 270円/小中学生 160円
08:30~17:00(入場は16:30まで)
0242-27-2472
5.旧滝沢本陣
旧滝沢本陣。
戊辰戦争の弾痕が残ってる。 pic.twitter.com/RAFXMwBISF— かみみさか (@kamimisaka) August 8, 2015
もともとは農民の住居でしたが、立地の良さから参勤交代や領地内を巡視するお殿様の休憩所として利用されてました。戊辰戦争時には本陣営となり、あの白虎隊もここで命令を受けて戦場に出陣したとされています。
書院作りの建物は重要文化財に指定されていて、内部も当時の姿がそのまま残されています。建物をよく見ると、あちこちに弾痕や刀傷があるので当時の戦いを生々しく連想させられます……。
旧滝沢本陣福島県会津若松市一箕町八幡滝沢122
大人 300円/高校生 250円/中学生 150円/子供 100円
08:00~18:00(冬期間は09:00~17:00)
0242-22-8525
6.茶室麟閣
会津若松の繁栄を担った蒲生氏卿は、茶の湯を愛する人でもあったと言われています。千利休亡き後、茶道衰退の危機を感じた蒲生氏卿は、利休の子供である千小庵を会津に招いて茶道復興に力を注いだそうで、その際に千小庵が鶴ヶ城内に建てた茶室が茶室麟閣です。
戊辰戦争後、鶴ヶ城が解体の命があった際、森川善兵衛が自宅に移築して120年の長きに渡って保全しました。その後、平成2年に鶴ヶ城内に再移築されるという運命を辿った茶室です。実際に訪れると素朴な茶室の周りには木々や茶花で囲まれ、ひっそりと佇む姿には日本の和を感じます。
茶室麟閣福島県会津若松市追手町1-1鶴ケ城内
大人(高校生以上)200円
08:30~17:00(入園は16:30まで)
0242-27-4005
7.如来堂
あくまでも会津に残って、会津のために戦う。それが斎藤一の強い信念でした。「俺たちは会津藩があってこその存在じゃないか!」という思いです。土方らと袂を分かった斎藤は、如来堂に向かいます。ここで新政府軍と激突。斎藤は辛くも生き残りました。 pic.twitter.com/tr9t8s0qXA
— 幕末ジャーナル:幕末歴史研究 (@Ryomaky) September 18, 2015
如来堂は京都の警護を任せられていた新撰組が新政府軍と死闘を繰り広げた地です。母成峠の戦いで敗れた新選組は、北へ向かおうとする土方歳三組と会津に留まろうとする斉藤一組に分かれました。
その後、如来堂に立てこもっていた斉藤一組を新政府軍が急襲し、20名の内13名がここで討ち死に。生き残った斉藤一は、藤田五郎と名前を変えて高田藩(今の新潟県上越市)で謹慎生活をした後に警視庁警部なども勤め、大正4年に72歳で波乱の人生を閉じたそうです。
如来堂福島県会津若松市神指町如来堂