冬に飲むなら断然「にごり酒」利酒ライターが選ぶオススメ4本
毎日寒い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか? こんなときはおうちでゆっくり日本酒をいただきたいもの。秋に収穫したばかりのお米で作った新酒やお燗もいいですが、たまには「にごり酒」なんていかがでしょう。
「にごり酒」は冬から春にかけて店頭に並ぶこの時期ならではのお酒。ビンの中に漂う白い“もろみ”が雪のようで、目にも美しいお酒なんです^^
今回は、そんな「にごり酒」のオススメを4本ご紹介します。
にごり酒とは
まずは、「にごり酒」って何?という方のために少し解説を。
日本酒というと透明だったり、薄く黄色がかっていたりするものをイメージする人が多いかと思いますが、「にごり酒」は日本酒のもととなる“もろみ”を完全に濾さずに残したため、お米由来の白い澱(おり)が残ったままなのです。
そして、発酵中の“もろみ”をそのままびん詰めしているため、炭酸ガスが発生し発泡しているものから、まるで甘酒のようなトロっとした飲み心地のものまでさまざまなタイプがあるのが特徴。
自分好みの1本を探すのも楽しみのひとつなんです♪
利酒ライターがオススメする福島のにごり酒はコレ!
会津娘 雪がすみの郷
まずご紹介するのは、会津若松市の高橋庄作酒造さんで造っている「雪がすみの郷」です。高橋庄作酒造さんといえば、会津の地酒の中でも人気の銘柄のひとつ「会津娘」の蔵元さん。冬だけ発売される「雪がすみの郷」は、この「会津娘」のスピンオフとも言えます。
グラスに注げば甘く華やかな香りがふんわり立ちますが、飲み口は意外にサラサラ。ぼんやり白くかすむお酒の色が会津の雪景色を思い起こさせます。
個人的な押しポイントはラベルデザイン! グラフィカルな雪山のイラストに墨文字が映えてカッコイイんですよね〜
「会津娘 雪がすみの郷」720ml 1296円
高橋庄作酒造店福島県会津若松市門田町大字一ノ堰村東755
0242-27-0108
廣戸川 純米にごり生酒
続いては、天栄村の松崎酒造店さんによる「廣戸川 純米にごり生酒」。昨今、日本酒ファンの間で密かな人気となっている「廣戸川」のにごり版です。
ほどよい微炭酸の刺激が心地よく、後味はスッキリとキレのある仕上がり。かすかな苦味が大人っぽくもあり、食中酒としてもさまざまなおつまみに合わせやすいと思います。
ラベルの金文字が上品なので、贈り物にしてもいいかもしれないですね。底に沈殿している澱(おり)をよくかき混ぜて呑んだほうが、お米の甘さをしっかり感じられるのでオススメ。
「廣戸川 純米にごり生酒」 720ml 1458円
松崎酒造店岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47−1
0248‐82‐2022
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