日本国内で最も熱くなる炎の祭典!日本三大火祭り「須賀川 松明あかし」
福島県の須賀川市では毎年、日本国内でも熱い祭りが開催されています!
それが日本三大火祭りにも数えられる「須賀川 松明あかし」で、400年以上の歴史もある炎の祭典。
今回は、須賀川市の一大イベント「須賀川 松明あかし」をご紹介。肌寒さも吹き飛ぶほどの轟々と燃え盛る大迫力の火祭りは必見です!
日本三大火祭り「須賀川 松明あかし」の由来
歴史は遡ること400年以上も昔。群雄割拠の戦国時代、須賀川は鎌倉時代以降から二階堂氏(にかいどうし)の統治により須賀川城の城下町として栄えていました。
しかし、後に”独眼竜の異名”を持つ伊達政宗に攻められたことにより須賀川城は落城。この時の二階堂家の霊や無念の死を遂げた侍を弔うために行われたのが須賀川 松明あかしの始まりとされています。
出典:(wikipedia)
ちなみに、こちらが二階堂氏の三つ盛亀甲に花菱を象った家紋。
須賀川 松明あかしの見どころ
須賀川 松明あかしの見どころは本祭りの14日に行われる大松明点火です。
最大で長さ10メートル、重さ3トンの巨大松明を人力で会場の五老山山頂まで運び、30本の松明に一斉に火をつけます。見上げるほどの巨大松明が燃え盛る大迫力の火柱は圧巻。
以下では、昨年開催された須賀川 松明あかしの模様を抜粋してご紹介します。
重さ3トンの巨大松明を担いで練り歩く松明行列
火祭りに用いる巨大松明は、約30本で「本松明」、「大松明」、「姫松明」に分けられます。
大人だけでなく地元の中学生や高校生を含め総勢500名以上によって会場である五老山山頂を目指して人力で担いで練り歩きます。
はじめに松明のお披露目が終えると松明行列が出発!
男性は、高さ10メートル、直径2メートル、重量約3トンの大松明を150人がかりで担ぎます。しかも、会場までの距離は約1キロもあるので、担ぎ手全員が一致団結。
大松明の大きさたるや!
なんと、この松明は地元の有志によって毎年作られており、材料となるカヤは大松明で2トントラック1台半分、姫松明は1台分にも及び、5日がかりで作られるそう。
男性だけじゃない!女性や学生も総出で巨大松明を担ぐ
そして、須賀川の女性たちによる姫松明の行列も見逃せません! 大松明と比べると少々小ぶりではありますが、それでも高さ約7メートル、直径1メートルもの松明を100名がかりで同様に人力で会場まで担いでいきます驚。
さらに地元中学生や高校生もこれからの松明あかしの担い手として参加します。松明の上で応援団長がエールを送る姿がかっこいい!
まさに須賀川市民全員が松明あかしに一致団結して取り組む姿も祭りの見どころの一つなのではないでしょうか。
いざ、点火!高さ10メートルの巨大火柱
会場である五老山山頂では松明太鼓が披露され、松明点火に向けて盛り上がってまいります。
先ほど、500名以上で担いで来た30本もの巨大松明は会場に到着後、設置に移ります。
ここでも全て人力による設置が行われ、観光客も固唾を呑んで見守る……。
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