これぞ日本のサムライ!魂が震える戦国絵巻「相馬野馬追」が圧巻
相馬の街は至る所に”馬”のモチーフがいっぱい!
それでは、相馬野馬追の歴史に触れたところで、当日(26日)の様子をご紹介していきます!
本祭りは、近隣の県だけでなく日本各地から観光客が訪れるということもあり、我々も朝7時には開催地である南相馬市に到着しました! 駐車場でナンバープレートを見ると、遠路はるばる九州から北海道まで日本各地から観光客が訪れています驚。
それもそのはず、今年は昨年より4000人ほど多い6万3000人もの人が訪れたとのこと!! 開催時間が近づくと行軍するルートが観光客でごった返すことも予想されたので、福島TRIP編集部は、早めに甲冑競馬や神旗争奪戦が行われる祭場に先回りすることにしました。
当日は、交通規制もあるため徒歩で祭場まで向かうのですが、騎馬武者が行軍するルートも相馬野馬追一色! 街の街灯には、それぞれの家紋が記された旗が掲げられ、町の至る所に馬のモチーフがみてとれます。
街灯の上部には駆けている馬^^
地元銀行の駐車場の門にも馬……!!
開催まで時間があるためか、参加予定の騎馬武者が観光客を楽しませてくれます。
それにしてもなんだか戦国時代にタイムスリップしたかのような感覚になっちゃいます。甲冑もカッコイイし、普段見ることのない馬の大きさに驚愕です汗。
そしてこの時間帯だと、騎馬武者もちらほら見ることができます。お願いすれ
ば撮影に付き合って下さるのでオススメですよ!
さて、祭場が近くなるにつれ、人の多さも増し、既に一部の観光客やカメラマンがスタンバイ状態……! 開催時間は9時30分。7時に到着するのは早すぎたかな……。と少し不安もありましたが、相馬野馬追を最高の場所で眺めるなら早めの到着が吉^^
大迫力の相馬野馬追、騎馬武者の行軍開始!!
各騎馬武者は、それぞれの出身地と神社ごとで全3軍に分けて編成され、旧郷名5つのエリア(宇多郷、北郷、中の郷、小高郷、標葉郷)から祭場となる相馬野馬追祭場地を目指して出陣します。戦国ドラマさながらの壮大な行軍がスタートです。
祭場までの道のり約3kmの沿道には多くの人だかりができ、その勇ましい騎馬武者に夢中になってました!
前述でもご紹介した行軍ルートでは、それぞれの家紋が記された色とりどりの旗と騎馬武者の掲げている旗差しが相まって、さながらパレード。
ちなみに、騎馬武者の掲げる旗差しは、先祖代々受け継がれているもので非常に貴重なものらしいですよ!
各騎馬武者の甲冑も色取りや兜にも違いがあります。
生き物、漢字を象った様々な種類の兜や、騎馬の装飾も色とりどり。一人一人個性抜群です!
さらには、こんなに可愛らしいちびっ子騎馬武者も♪
なんと今年の相馬野馬追の参加者は最年少2歳、最年長で87歳(!) 老若男女参加しており、女性は20歳以下で未婚の17名が参加したそうです。
そして、続々と各エリアの騎馬武者が祭場に入場。
騎馬武者の隊列が本当にカッコイイ!
こちらは相馬家を受け継ぐ総大将の行胤さん。総大将はカゴのようなものを背
負っていました。このカゴ、後々調べてみると、なんと敵将の首を入れるためのものだそうです……(゜゜
次々に騎馬武者が祭場に集まり、今から合戦が始まってもおかしくない……。