世界で最もロマンチックな鉄道「只見線」の秘境駅をめぐってきた!
福島県の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ超ローカル線「只見線」。
実は、絶景の秘境路線として有名で、過去には”日本一紅葉が美しい鉄道路線1位”や”雪景色が日本で3番目にきれいなローカル線3位”を取るほどの名所なのです。
今回は、そんな只見線全37駅のうち、不通区間7駅も含む12駅を回ってみました!
絶景の秘境路線「只見線」とは
只見線は、会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結び、車窓からはローカル線ならではの原風景や福島県西部を流れる只見川を眺めることができます。
絶景の秘境路線として県内外から鉄道ファンも訪れ、特に会津宮下駅~早戸駅間に掛かる第三只見川橋梁鉄を渡る列車キハ40系が印象的。
あまりの美しさから人気番組「マツコ&有吉の怒り新党」でも撮り鉄向け路線として上げられました。
その評判は国境を越え、中国の人気SNS微博(ウェイボー)で「世界で最もロマンティックな鉄道」と称し、
「福島の只見線は世界で最もロマンチックな鉄道と言われている。皆さんもどうぞ。私はもうその美しさに泣いてしまった」
と紹介され、大きく話題になりました。
ちなみに、上り・下りともに1日たった6本しか走らない超ローカル鉄道(2015時点)なので、乗車の際は時刻表を要チェック。
しかし、只見線の見どころはそれだけではありません!
なぜなら、秘境路線には必ず「秘境駅」の存在が・・・・・・。
只見線復旧の願いを込めて紹介する秘境駅
只見線は、2011年の新潟・福島豪雨によって鉄橋が損壊、全37駅のうち7駅が不通となってしまいました。(現在は代行バスが運行中。)
そのため、一般市民により只見線復旧応援団が結成され、県も協力のもと只見線全線復旧の取り組みを行っています。
只見線復旧に対する応援の意味も込めて「秘境駅」の魅力をご紹介していきましょう!
田んぼまで徒歩0分、郷戸駅。
只見線有数の観光名所、会津柳津駅の隣駅にも関わらず見渡す限り山と田んぼが広がる郷戸駅。
郷戸駅福島県河沼郡柳津町大字郷戸字百苅丙243
スタンドバイミー、滝谷駅
森に囲まれた滝谷駅の線路を眺めていると、レールに沿ってどこまでも歩いて行きたくなってしまいます(絶対にだめです)。あの映画で見たような景色が目の前に広がっています。
滝谷駅福島県河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁294
これ、駅なんです。早戸駅
最も川岸に近い早戸駅周辺には人家が一切ないため「え?ここ駅なの?」と驚く人も。寒暖の差が激しい日には、川霧の中に浮かんで見えるそうです。
早戸駅福島県大沼郡三島町大字早戸字小沢巻
隠しきれないトトロ感、会津中川駅
奥の山からトトロがひょっこり出てきそうな雰囲気の会津中川駅。春には待合室に桜が舞い、秋には稲穂が金色に実ります。
会津中川駅福島県大沼郡金山町大字中川字坂下
東北の駅100選のひとつ、会津川口駅
福島県金山町の中心部にある会津川口駅。周辺には温泉やスキー場があります。ゆったりとした時間が流れ、気持ちがほっとする駅。
会津川口駅福島県大沼郡金山町大字川口字森ノ上508
次のページで不通になっている7駅を写真で紹介します!
1
2