100万年の歳月を経て自然が作りだした造形物「塔のへつり」
南会津郡下郷町にある国の天然記念物「塔のへつり」、そこはまさに自然の作り出した雄大な観光スポット。
自然が作り出した造形物は、決して都会では見ることのできない、非日常的な景観が楽しめます!
自然が作り出した奇岩が集まる塔のへつり
南会津郡下郷町にあり、国の天然記念物にも指定された会津地方でも人気の観光スポット「塔のへつり」。全長200mにもおよぶ断崖は100万年という長い歳月をかけ、浸食と風化によって奇岩が形成されました。
中央を流れる大川、辺り一体は緑地と素晴らしい景観が続いています。ちなみに「へつり」とは会津の方言で”川に迫った険しい断崖”という意味だそうです。
塔のへつりのシンボル、17種類の奇岩
侵食と風化によって作られた奇岩は、全部で17種類。
屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩など、様々な名前がつけられています。
出典:(http://shimogo.jp/sightseeing/tonohetsuri/)
こちらは、塔のへつりにつながる藤見橋。
藤見橋から見下ろすと南会津東部を流れる阿賀川が覗けます。
日の光が当たった阿賀川はエメラルドグリーンに色づいて美しいですね!
橋を渡ればくり抜かれたような岩肌を歩いて散策することができます。
自然にできたものとは驚き。結構細いのでご注意を!
周辺には蕎麦屋さんや茶屋、お土産店もあるのでひと休憩できるのも嬉しいですね。
なぜかヘビ……笑
東北の駅百選にも選ばれた「塔のへつり駅」もオススメ!
塔のへつりから徒歩3分のところにある「駅」。この鉄道は西若松駅から会津高原尾瀬口まで繋がる会津線と言われる無人駅で、2002年に特徴ある駅として、東北の駅百選にも選ばれた駅です。
自然の中にポツリとたたずむ塔のへつり駅は、駅とは思えない外観。
駅の周囲は林になっており、秋になると色とりどりの紅葉が楽しめます。
ホームに行くと塔のへつり名物のこけしちゃんがお出迎えしてくれます。
塔のへつり駅
南会津郡下郷町大字弥五島字下夕林
0242-28-5885(会津鉄道株式会社)
まとめ
初夏には新芽が生い茂った新緑の葉、秋には紅葉、冬には雪といった様々な姿で癒しを与えてくれる塔のへつり。日々の生活の休憩がてらに是非、福島観光の際に足を運んでみてはいかがでしょうか。