地酒「金水晶」の酒米田植え体験から酒蔵見学までできる1日ツアーに参加してきた!
いよいよルームソックスで水田に降り立ちます。わ~柔らくてあったか~い。
この日植えたのは「夢の香」という酒米の苗。苗床から3~4本ずつ取り、水田に引かれた線に沿って指でやさしく植え付けていきます。あら、意外にカンタン!? 初の筆者顔出しですが、強い日差しを避けるためこの姿で失礼します(笑)
しかしけっこう足を取られますねえ。尻もちをつかないように気を付けていると、なにげに体幹鍛えられるかも。
超晴天の下、15分もすると汗がしたたり始めました。いや~仕事して汗かくのって気持ちいいですね~(ってまだ2列しか植えてませんが)。改めて見ると、なんだか曲がってる……(汗)
手持ちの苗がなくなったところでリタイヤして水分補給。冷たい麦茶を飲みながら目を上げると、緑の合間に安達太良山の頂上が……。癒されます。
そして、田んぼでは金水晶酒造の斎藤美幸社長がまだまだがんばって植えていらっしゃいます!
みんなで植えれば1時間ほどで田んぼ1枚完了! 楽しかったね~♪
感動の郷土料理と金水晶で、ランチ飲み!
さて、もちろんツアーはこれで終わりではありません。というかここからが本番です(笑)
手足を洗って集会所の座敷に戻ると、各テーブルの上には冷えた金水晶の一升瓶がドンドンドン!
「あぁ昼間からお酒が飲める幸せ……」はい、参加者全員の顔にはたしかにそう書いてありました。一升瓶から湯呑みで飲むって豪快ですね。
もちろん、空腹で飲んではいけません。ランチは日本酒にぴったりの郷土料理が並びます。
提供は「までい工房 美彩恋人(びさいれんと)」さん。代表の渡邊とみ子さんは「いいたて雪っ娘」というブランドかぼちゃの生産者としても有名です。
この日のメニューは、そのかぼちゃの煮物をはじめ、凍み大根と凍み豆腐の煮しめ、凍み餅、ヤーコンのキンピラなどなど。どれも懐かしくてやさしい味です。
福島のソウルフードのひとつ「いかにんじん」は、すべて手切りするのがこだわりとか。
みなさん、お酒がどんどん進みます!
おっと、その肝心のお酒「金水晶」の話がまだでしたね。
この記事をお読みの方なら、おそらくもうご存知でしょう。福島県の酒は全国新酒鑑評会で今年も金賞受賞数が最多となり(22銘柄)、7年連続日本一という快挙を成し遂げました。その金賞受賞酒のひとつがこちら、福島市が誇る地酒「金水晶」の大吟醸。なんと今年で通算13回目の受賞だそうです。
この日、まずランチでいただいたのは、受賞酒の大吟醸ではなくいわゆる普通酒。お手頃価格で楽しめるエブリデイ金水晶なのですが、すでにそのクオリティの高さには皆さんびっくり。ワタクシ自身は基本、福島の日本酒はなにを飲んでも「おいしい」としか表現できないので、他の参加者の方のボキャブラリーに依存してレポートさせていただきますと、
「とにかくバランスが良い。まろやかで優しい味わい」
「飽きのこない、また飲みたくなる味」
「醸造用アルコールが入っているのに雑味がまったくないのが驚き!」
普通酒でもこれだけおいしい訳を、金水晶の斎藤社長に聞いてみましょう。
「ひとことで言えば、丁寧に作っているから」。
どういうことでしょう? 詳しくはぜひこのツアーに参加して、ご自身で確かめてください。杜氏をはじめ製造部門のスタッフの方々からも、丹精込めた酒造りのお話を直接聞くことができますよ。