初夏の福島で外せない花の名所と、一度は食べたいラーメンの名店をセットで!
令和元年がスタートしました。新しい時代がお祝いムードとともに訪れるというのは、素敵なことですね♪
元号がこんな形で変わる経験は初めてなのでどう過ごしていいかわからず、なかにはとりあえず年末同様にお蕎麦を食べた……なんて人もいるのだとか。みなさんはどのようにお過ごしになりましたか?
さて、そんな令和最初の5月。せっかく福島に来るなら、新緑の花々を楽しむのがオススメです!
絶滅危惧種「クマガイソウ」の群生地【福島市松川町】
ちょうど今見ごろを迎えているのが福島市のクマガイソウですが、「クマガイソウ」って実際に見たことありますか??
『北海道南部から九州にかけて分布する。低山の森林内、特に竹林、杉林などに生育し、大きな集団を作る。草丈は40cmくらいまで、葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。
花はその間から伸びた茎の先につき、横を向く。花弁は5枚の細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は10cmに大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている』(Wikipediaより)
とあるものの、身近で見たことのある人はあまりいないのではないでしょうか?
それもそのはず。この植物は環境庁レッドリストの「絶滅危惧Ⅱ類(VU)・絶滅の危険が増大している種」に指定されている、希少な植物です。
そんな貴重な植物の、全国でも珍しい群生地がなんと、福島市南部の松川町にあるのです。
今がまさに見頃を迎えたところ。ぜひ、おでかけくださいね。クマガイソウの里まつりは、5月26日(日)16:00までです!
また、この季節の福島は、他にもお花の見どころがたくさんあります!
山を赤く染める つつじ【小野町・田村市】
次にご紹介するのは、阿武隈高地中部、いわき市と郡山市のちょうど中間に位置する小野町から田村市にかけてまたがる「高柴山」(たかしばやま)。
ここでは5月中旬から下旬にかけて、約3万本ものつつじの赤い花が山全体を染め上げます。
花が素敵なのはもちろん、ここは山の山頂ですから風景も素敵です! 穏やかに連なる阿武隈の山並みを楽しむことができます♪
一面の菜の花畑【猪苗代町・喜多方市】
【猪苗代町】
春の訪れが少し遅めの会津地方では、5月に菜の花畑が見ごろを迎えます。
去年ご紹介した記事で取り上げた「リステル猪苗代」の菜の花畑は、今年もちょうど今が花盛り! 温室では、東北最大級のブーゲンビリアを見ることもできます。
【喜多方市】
さらにもう一つ「喜多方ラーメン」で有名な喜多方市にも、菜の花の名所があります。
喜多方市の北部、熱塩加納町にある「三ノ倉スキー場」では、この季節にはゲレンデが菜の花でいっぱいに! こちらも今まさに見頃を迎えているそうです。
スキー場だけあって、会津盆地を一望できるロケーションは最高! 視界いっぱいに広がる菜の花と会津盆地とのコントラストは、わざわざ足を運ぶ価値ありです!
「菜の花フェスタ in 三ノ倉高原花畑」は、6月4日(火)まで。
お花とともに、グルメ情報も♪
今ご紹介したように、この季節はお花がとっても素敵なのですが、やはりせっかく行ったからにはグルメ情報も欠かせませんよね!
ちなみに、今回ご紹介したスポットは、実はいずれも知る人ぞ知る、一度は行ってみたい『ラーメンの名店』がすぐ近くにひしめいているのです。
そこで、今回は特に!ラーメン屋さんにスポットを当てて紹介してみます♪
『麺処あんかつ』『中華蕎麦 こばや』【福島市松川町】
福島市自体、ラーメンも含めグルメなお店に恵まれているのですが、今回のクマガイソウ群生地は南部の松川町。この松川町でおすすめするのが、『麺処あんかつ』さんと『中華蕎麦 こばや』さん。
『麺処あんかつ』さんは、煮干しの旨味を生かしたオーソドックスな醤油ラーメンのほか、「辛いまぜそば」が人気。地元のみならず、県外から何度も訪れる根強いファンも多いお店です。
『こばや』さんは、地元の素材をふんだんに使った店内自家製粉のラーメン店で、最新のラーメンWalker福島(KADOKAWA)では、福島県内で総合2位を獲得した実力店でもあります。
『仙台屋食堂』【小野町・田村市】
小野町でラーメンといえば『仙台屋食堂』のラーメン。
地元のテレビ番組で最近大々的に行われた「福島県民ラーメン総選挙2019」において、並み居る強豪を差し置いて「中通り部門・1位」「総合3位」という素晴らしい成績をたたき出しています!
メニューは、普通盛か大盛かの2種類のみ(なお、写真のボリュームが普通盛!)。
ほのかに甘い、たまり醤油の風味漂う昔ながらの中華そばは、ついついむさぼり食いたくなるようなクセになる味わい。リピーターも続出です(ただし日曜日定休ですので、ご注意くださいね)。
『ドライブイン湖柳』【猪苗代町】
猪苗代町では、これも昨年の記事でご紹介した、昭和の雰囲気が漂う『ドライブイン湖柳』さんが個人的にオススメです。今では逆に珍しくなってしまった、昔ながらのラーメンが美味しく食べられます。
また、ここは話によると馬刺しも美味しい! とのこと。ぜひ会津名物の馬刺しもお試しあれ♪
「喜多方ラーメン」【喜多方市】
喜多方市は、言わずと知れたラーメンの激戦区。なんでも人口あたりのラーメン店の数が日本一多いのだとか!
喜多方で生き残ってこられたラーメン店は、つまり、いずれのお店も根強いファンを抱えたツワモノ揃い! といえます。競合店がたくさんという以上に、強豪店がたくさん! なのです。
それだけ過酷な条件でのハイレベルな切磋琢磨が続いてきたわけですから、同じ「喜多方ラーメン」といっても、昔ながらの旨さから進化した新しい味わいまで、多彩な魅力がよりどりみどり!
一方で、普通にお客さんとして喜多方に行けば、地元から大歓迎されながらそれらの成果を文字通り「美味しいとこ取り」で食べられるんです♪ なんか悪いなぁ……(笑)
ちなみに「どのお店がオススメなの?」 と言われると、実はちょっと困りまして。私自身それなりに何軒も食べ歩いてはいるのですが、あまりにも多彩な魅力と美味しさがいっぱいで、ココ!と1店だけを紹介するのは正直はばかられます。
それになにより! ここはむしろ、それぞれみなさんが探検気分でお気に入りのお店と味を探し歩くこと自体が、喜多方観光の醍醐味ともいえるでしょう!
ですから、今回の記事では敢えて具体的にお店を絞りません。ぜひぜひ、老麺会のパンフレットを片手に、喜多方のラーメンを食べ歩いてみてくださいね。
まとめ
今回は、5月中旬~下旬にかけて楽しめる福島の自然と、その近辺のグルメ情報をお届けしてみました。
新緑が萌える美しい福島へ、ぜひこの機会におでかけしてみてくださいね!