春の福島観光にオススメしたい桜の名所「花見山公園」
※2020年の花見山公開は、新型コロナウイルスの感染症予防及び拡大防止のため、3月14日(土)から当面の間、観光客の受けれを中止するという発表がありました(3/13)
広大な敷地に四季折々の花々が咲き乱れる、福島の絶景ポイント「花見山公園」。
春には2000本以上の桜が咲き誇るなど、“桜の名所”、また“お花見スポット”として毎年30万人以上もの観光客が訪れているほどです。
それほどの観光名所ではありますが、実は、この「花見山」は個人の私有地だったというのはご存知でしたか?美しい花々で咲き誇る名所に至ったのは、一人の農家の存在がありました。
花見山公園誕生は一人の農家の夢からはじまった
今から約80年前、養蚕農家を営む阿部 伊勢次郎氏には一つの夢がありました。その夢とは、
「目の前の山雑木(現在の花見山)を花々で美しく彩られた花の山にする。」
伊勢氏の想いに家族も賛同し、その壮大な挑戦が始まったのです。
それからは、来る日も来るも少しづつ、およそ東京ドーム1個分にも及ぶ敷地に花の種を植え続ける日々。
およそ20年という歳月を掛け、一年を通し“花で咲き乱れる山”、「花見山」が誕生したのです。
「夢をみんなで分かち合う」花見山公園の原点
当然、その頃には美しい花々が咲く山として近所の人々も「見せて欲しい」と訪れるようになりました。
「春夏秋冬の花々は、暑さや寒さに耐え忍び、花を咲かせ、短い命を終える。しかし、花は美しい。それを自分たちだけで観ていていいのだろうか?それなら、みんなで美しい花を分かち合おう。」
家族で育て眺めていた美しい花々を、近所の人々とも分かち合うことで、一層の楽しみに変わると考え、開放されたのが花見山公園の原点でした。
花見山公園の山一面に咲き誇る花々が美しい!
一人の夢から始まった、花見山。
楽しみながら花を育て、人と分かち合ったなかで眺めれば、一層楽しい。
その言葉通り、現在、花見山は福島県を代表する絶景スポットとして毎年多くの観光客が訪れるようになりました。
当時の写真からも変わらないのその人気ぶりが窺えます。
山いっぱいに広がる景観は、まさに「桃源郷」。
このように、花見山の頂上を目指す歩道の横にも季節を感じる花々が咲いています。
頂上に着けば、花々の間から福島市が一望できる絶景スポットとしても楽しめます。
〒960-8601 福島市五老内町3-1
無料
7:00-17:00(※開花状況によります。詳しくはオフィシャルサイトへ)
024-535-1111
まとめ
一人の夢が多くの人の楽しみに変わる。そういった伊勢次郎氏の想いが今の花見山公園を作りました。
そんな花見山公園の桜の見ごろは「4月上旬 ~ 4月下旬」ですので、是非、福島のお花見スポットをお探しであれば、花見山公園に行かれてみてはいかがでしょうか?