東北最大級の道の駅「道の駅国見あつかしの郷」は充実した食のテーマパーク
お土産選びも迷うほどの品ぞろえ
もちろん加工品も豊富です。
スタッフの方に伺ったお土産の一番人気は「もも大福」というので、当然、筆者もお持ち帰りしました。
これ、和菓子なだけに見た目は地味なんですよ。決してナントカ映えはしないのです。が、この桃と小豆とクリームの絶妙なハーモニーは、ぜひ食べてみていただきたい。いちご大福ほど酸味が際立たず、でもほのかな桃の香りと酸っぱさが餡の上品な甘みを引き立たせる逸品。道の駅限定だそうですよ。
桃加工品の中には食品でないものもあります。こちらの入浴剤とハンドクリームも道の駅限定品。桃の香りに包まれるバスタイム、いいですね~♪
季節的に桃の話ばかりになりましたが、国見のもう一つの主力果物が「あんず」。実は福島県一の出荷量を誇るのだそうです。
これまたあんずといえばジャムくらいしか接点がなかった筆者、このたび生あんずを生まれて初めて買いました。もちろん煮てもいいですが生で食べてもおいしいですよ、と言われ、家に帰ってまず皮を剥いたら……
なんときれいなオレンジ色!どうりでカロテン含有量が果物の中でトップクラスなわけだ。桃ほど強い香りや甘味はありませんが、ほどよい酸味で食欲増進。朝食にピッタリだなと思いました。
そして最後に、呑兵衛の筆者としてはもちろんお酒をチェックしないわけにはいきません。お酒コーナーに行くと……ありました、国見限定ブランドの日本酒「あつかしさん」。実は町内に酒蔵はなく、国見産の食用米「天のつぶ」を使い、二本松市の人気一酒造が醸したものだそう。
「生」の純米吟醸を入手し、よく冷やして一杯。すっきり爽やかな飲み口が暑い夜に最高でした♪
こんなこともできちゃう、すごい道の駅
さて、「あつかしの郷」は、道の駅としては珍しい施設も備えています。
ひとつは宿泊施設があること。「泊まれる道の駅」は福島県内ではここだけ、東北地方でも片手で数えるほどしかありません。ホテルや民宿が存在しなかった国見町に初めて誕生した宿泊施設は「国見ステイ風道」と名付けられ、すでに多くの利用客があるそうです。全4部屋はどれも少しずつインテリアが異なり、窓からはのどかな田園風景が。朝は先ほどご紹介したカフェで、充実のブレックファーストが楽しめます。
▲国見まちづくり株式会社提供▲
もうひとつの特徴ある施設は、未就学児とその保護者が利用できる「こども木育広場」です。町産の木材をふんだんに使った室内は、遊具もおもちゃもすべて木製。木のぬくもりに包まれたこの空間にいると、大人も自然とスマホをいじらなくなるんだそうですよ(・o・)。開館中はだれでも無料で利用できます。
それともうひとつ、「あつかしの郷」ではこんなこともできちゃうんだそうです。なんと、桃畑でウェディング&道の駅で披露宴!
ピンクの花が満開の桃畑で結婚式を挙げ、その後は「あつかしの郷」のレストラン・カフェで披露宴。そんなユニークなウェディングに興味のある方は、「あつかしの郷」を運営する「国見まちづくり株式会社」にぜひ相談してみてください(リンゴ畑や他の果樹園でも可能だそうです)。
まとめ
レストラン桃花亭、ももたんカフェ、国見カフェ&ジェラテリアと、質量ともに充実した飲食。農産物だけでなく東北最大級のアイテム数をそろえた物販「くにみ市場」。そして宿泊施設「国見ステイ風道」まで。こんな「道の駅国見あつかしの郷」なら、文字通り一日中ステイしていても飽きないかもしれません。周辺の歴史散策とあわせて、ぜひお出かけしてみてください。
道の駅国見あつかしの郷福島県伊達郡国見町大字藤田字日渡二18-1
024-585-2132
※営業時間は各施設により異なります。上記公式サイトでご確認ください。
おまけ
最後に一言。トイレがきれいなのって大切ですよね。「道の駅国見あつかしの郷」のトイレは、新しいからキレイ、というだけでなくインテリアもちょっとおしゃれ。ドアの配色が、「あんぽオレンジ」「りんごレッド」「国見桃の花ピンク」になってるんです。ここにも国見の「くだもの愛」が感じられますね♪
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